平野義久/Pickled Plum Rag & Rag Simulation(ピアノのために)
MP-05402

ミューズ・プレス

1,650(税込)

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オーケストラ作品から劇伴作品まで幅広い作品を生み出している作曲家・平野義久のピアノ作品の楽譜が出版です。平野によれば「タラコ・スパゲティ」ないしは「抹茶アイス」を目指したという、通常のラグタイムとは一味違う彼ならではの強烈な作品です。

収載内容

  • Pickled Plum Rag & Rag Simulation
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Pickled Plum Rag & Rag Simulation

  • 作曲:平野義久
商品詳細
商品説明 平野義久による楽曲解説
10代の頃ジャズに傾倒していたこともあり、ラグタイムは私にとって親しみある音楽ジャンルだ。 実際、スコット・ジョプリンの呑気さからアート・テイタムの桁違いな猛者っぷりまで、私は折に触れてこのユニークな音楽に魅了され、心踊らせてきた。劇伴の仕事においても、ジョプリンのいくつかの作品を様々な楽器編成でアレンジしたサウンドトラックを制作したことがあったし、もちろんオリジナルだって何度となく書いている。 思うにラグタイムとは、純然たる楽しみであり、眉間にシワよりも口角を上げることに寄与する、ハッピーかつアンチエイジングな音楽である。
だが、純音楽作品としてのラグを書いたのは、この2曲が初めてだ。かなりキテレツで冗談音楽めいたセクションも含まれるが、それは僕にとっての、そして願わくば聴衆にとっての「口角の上がる」純粋な楽しさとして響いてくれればと思う。言わずもがな、演奏家にとっては、「眉間にシワ」を深々と刻まずにはいられないエイジング促進必至のフレーズ群となる。ごめん。
Pickled Plum Rag は、「タラコ・スパゲッティ」を目指した曲だ。「抹茶アイス」でもいい。つまり、私自身の音楽スタイルを下地とし、そこにラグを注ぎ込むことで、あまよくば何か楽しげな化学反応が生じることを期待する試み…というか、遊戯・ゲームである。「タラコ・スパゲッティ」や「抹茶アイス」のようにテイスト・グッドな相乗効果が起これば幸いだ。
Rag Simulation も Pickled Plum Rag 同様のコンセプトで書かれたものだが、Pickled Plum Rag の比較的ストレートなラグ・スタイルに比べ、形態的にいささかアドヴァンスな逸脱を呈している。曲調もよりワイルドで、Pickled Plum Rag がジョプリン的呑気さを包含しているとすれば、こちらはテイタム的猛者っぷりをフューチャーした作品と言える。
商品番号 F0238044
ジャンル 鍵盤楽器、ピアノ
サイズ 菊倍
ページ数 16
編著者 序文(英語・日本語):平野義久
JANコード 9784909668844

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