ベートーヴェンと大衆文化(音楽書)
春秋社音楽学叢書/受容のプリズム
春秋社


3,080円(税込)
ベートーヴェンの姿はどのように表現されてきたのか。文学作品や映画などに現れる作曲家像を探り、受容史の新たな在り方を提示する。
- 収載内容
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- はじめに
- 第1章 一〇〇年前のベートーヴェン――研究史に見る潮流の変化(沼口隆)
- 第2章 映画とベートーヴェン――1920~30年代の断片化と神話化(白井史人)
- 第3章 ロマン・ロランのベートーヴェン神話――フランスから日本へ(安川智子)
- コラム1 『ロマン・ロラン全集』の中のベートーヴェン(ジル・サン=タロマン《安川智子訳》)
- 第4章 子どもとベートーヴェン――近代日本の教育現場における逸話「月光の曲」(山本耕平)
- 第5章 『大菩薩峠』とベートーヴェン――大衆・民衆の芸術とは何か(齋藤桂)
- 第6章 小沢昭一の「ベートーヴェン人生劇場〈残侠篇〉」(一九七〇年)――『題名のない音楽会』における日本の伝統音楽・伝統芸能の役割(鈴木聖子)
- コラム2 テレビ番組「題名のない音楽会」の現場から(大石泰)
- 第7章 《田園交響曲》と『セロ弾きのゴーシュ』―ベートーヴェン、宮澤賢治、高畑勲(土田英三郎)
1 はじめに
2 第1章 一〇〇年前のベートーヴェン――研究史に見る潮流の変化(沼口隆)
3 第2章 映画とベートーヴェン――1920~30年代の断片化と神話化(白井史人)
4 第3章 ロマン・ロランのベートーヴェン神話――フランスから日本へ(安川智子)
5 コラム1 『ロマン・ロラン全集』の中のベートーヴェン(ジル・サン=タロマン《安川智子訳》)
6 第4章 子どもとベートーヴェン――近代日本の教育現場における逸話「月光の曲」(山本耕平)
7 第5章 『大菩薩峠』とベートーヴェン――大衆・民衆の芸術とは何か(齋藤桂)
8 第6章 小沢昭一の「ベートーヴェン人生劇場〈残侠篇〉」(一九七〇年)――『題名のない音楽会』における日本の伝統音楽・伝統芸能の役割(鈴木聖子)
9 コラム2 テレビ番組「題名のない音楽会」の現場から(大石泰)
10 第7章 《田園交響曲》と『セロ弾きのゴーシュ』―ベートーヴェン、宮澤賢治、高畑勲(土田英三郎)
- 商品詳細
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商品説明 20世紀のメディアの中でベートーヴェンはどのように表現されてきたのか。ロマン・ロラン、宮沢賢治、『大菩薩峠』、「題名のない音楽会」など、文学作品から映画、教材、テレビ番組に至るまで、さまざまな位相で大衆文化へと拡散していった「ベートーヴェン像」に迫る。
音楽領域を超えたベートーヴェン受容史の新たな在り方を提示するとともに、ベートーヴェンが現代文化の中で担っている役割を通して、20世紀文化史にこれまでにない視点で一石を投じる。[春秋社音楽学叢書]商品番号 F0225080 ジャンル 書籍・辞典 サイズ 四六 ページ数 292 著者 沼口隆、安川智子、斎藤桂、白井史人 初版日 2024年01月20日 ISBNコード 9784393932315