林哲司のポップス作曲法(改訂新版)
3940
リットーミュージック


2,420円(税込)
シティポップの名曲の数々を生み出したメロディメイカーが自作曲をもとに解説する実践的作曲法!
- 収載内容
-
- ●第1章 作曲のプロセス
- 1. 曲のコンセプトを決め、核になるフレーズを作る
- 新しいモチーフを作るか、類似したモチーフをつなげるか
- キーワードを具体的に分析する
- 歌詞が決まっている部分に曲を付ける
- サビに施したちょっとした作為
- 核がなくちゃ、いい曲は書けない
- 8小節で成り立つフレーズ
- サビを繰り返す
- 2 核を中心にして全体のメロディを構成する
- コードの流れからメロディを導き出す
- フレーズとフレーズをスムーズにつなぐ
- Bブロックの繰り返しを避ける
- サビの前にワンクッション置くための1.ブロック
- 3 曲全体の構成を考える
- 曲には“起承転結"がある
- 2コーラス目のサビはリピートさせない
- 終わりに向かってサビを繰り返す
- ●第2章 モチーフ作りからメロディ作りへ
- 1. どうやってモチーフを作るのか
- 僕らの頭の中には今まで聴いてきた音楽が蓄積されている
- 誰もがメロディ語を使えるはずだ
- 偶発的インスピレーションと意図的インスピレーション
- 2 作曲法の3つのタイプ
- メロディ先行型
- 瞑想の中で作る
- コード進行を念頭に置いて作る
- 特定のサウンドをイメージする
- 既成の曲をアレンジしていく
- 歌詞先行型
- メロディと歌詞を同時進行させる方法
- 曲を作るためにルールは経験的に知っているもの
- 3 インスピレーションを得るためのさまざまな方法
- メロディ先行型の場合
- 「空歌」を発展させる
- 好きな曲の真似をして作ってみる
- CMソングのつもりで自由なメロディを付ける
- レコーダーやシーケンサー/DAWを使う
- 無意識下の作業を形にする
- 日記のように毎日メロディを書き記していく
- 歌詞先行型の場合
- でたらめな英文を使って適当なフレーズを口ずさむ
- 日本語による歌詞先行型ならではの面白さ
- 4 モチーフの形を整える
- 詞の長さを考慮して符割を調節する
- 拍子について……4分の4がスタンダード
- ナチュラルに聴こえるビート感を大切に
- メジャーとマイナー
- マイナー感/メジャー感に濃淡を付けるテンションコード
- 途中でメジャー/マイナーが入れ替わる
- メロディは自由な音に飛んでいい
- ボーカルの音域?自然に歌える範囲内の音域を使うこと
- ●第3章 モチーフを発展させる
- 1. 曲の成り立ち
- ポップスの絶対条件は「誰もがわかりやすい曲を書くこと」
- モチーフ
- モチーフの長さ
- 最小のモチーフを発展させる
- 小楽節
- 大楽節
- サビ
- 2 モチーフから曲を作るプロセス
- どのモチーフから作り始めるか?
- メロディにコードを付ける
- 最初に決めたリズムをキープする
- 3 新しいモチーフの導き出し方
- 1.つのモチーフを繰り返しながら、コードを変えていく
- 新しいメロディを次々に展開させていく
- 新しいモチーフを作るか、類似したモチーフをつなげるか
- 特定のサウンド/楽器をイメージして作る
- コード進行から新しいモチーフを導き出す
- さまざまな曲をコピーしてコードに対するセンスを磨く
- ルールに縛られず、自分の感性を大事に
- ●第4章 コードについて
- 1. コードの仕組みについて
- 現代のコード観
- メジャーとマイナー
- 主要三和音とその機能
- 6th/7thのコード
- 代理コードの存在
- 2 コード進行について
- コードの性質に導かれてコードの流れが作り出される
- メロディとコードの関係
- 3 ポップスでよく使われるコード進行
- 最も代表的なコード進行、循環コード
- メロディの強調にもってこいの2度進行
- 流麗な響きの5度進行
- ぜひチャレンジしてほしい半音進行
- コード進行の組み合わせ
- コードチェンジのタイミング
- 4 コード進行からメロディを導き出す
- 1.つのコード進行にはいろいろなメロディが当てはめられる
- 主要三和音だけでも曲は作れる
- 循環コードから数々の名曲が生まれた
- 5 平凡なコード進行に変化を与えるテクニック
- サブドミナントでどんな代理コードを使うか
- 和音構成を膨らませる
- いろいろな音楽をたくさん聴いて、アイデアを蓄えておくこと
- コードを展開させるときに、ルールはない
- ●第5章 曲の構成を考える
- 1. 起承転結
- サビ=「転」を中心に起承転結を構成する
- モチーフの位置感を考える
- 「転」から始まる曲があってもいい
- 2 モチーフとモチーフをつなぐテクニック
- 音楽の三要素
- メロディの流れがスムーズでなければならない
- ブロックの繰り返し
- リピートの具体的処理
- サビをスムーズに導くフレーズはあるはずだ
- 高くて長い音をサビ前に使うのが一般的
- 3 大楽節を組み合わせるときの注意事項
- 1.コーラスにはどのくらいの大楽節が必要か
- 全体の長さを考えながら小節の数を調節する
- 大楽節の組み合わせ方のルール
- 1.曲の長さはどのくらいが適当か
- いろいろなモチーフが次々と出てきてもいい
- ●第6章 テーマを設定して曲を作る
- 1. シングルヒットを目指す
- 背景……シングルヒットを前提に作られた曲
- 覚えやすい曲であること
- 「セプテンバー」という言葉をサビに使うこと
- シンガーの音域を最大限に生かし切ること
- アレンジを想定する
- 曲作り……60年代アメリカンポップスの雰囲気を取り入れる
- アメリカンポップスのセオリーを踏襲する
- セオリーばかりの曲作りがいいとは限らない
- コードの刻みで曲を引き締める
- アレンジ……素直なメロディなので、作為の部分を作る
- イントロは曲のシンボル
- 転調
- リズムチェンジ
- 曲の終わりに向かってのアテンション作り
- コーラスアレンジもこの曲のポイントの1.つ
- カッチリ計算されたアレンジをするか、プレイヤーのセンスを生かすか
- ポイント……アレンジ段階で曲はいくらでも変化する
- 2 洋楽の雰囲気を取り入れた曲作り
- 背景……洋楽志向の曲が歌手の声質によってドメスティックに
- 曲作り……メジャーの中のマイナー感を意識
- 下行するベース音で哀愁感を出す
- Aブロック、Bブロックを対照的にして曲の展開を生かす
- できるだけたくさんのコード進行をしっておくといい
- ポイント……際立たせる部分と抑える部分のバランスが重要
- 3 アレンジを想定した曲作り
- 背景……CMタイアップを前提としたミディアムナンバー
- 曲作り……ギターリフが印象的な曲にしたい
- リフが取る音とメロディが取る音のバランスを考えること
- 前後のブロックとのバランスを考えたBブロック
- サビのインパクトがCMタイアップ曲のポイント
- アレンジ……ギター/ベースとメロディの絡みをうまく引き出す
- 印象に残るリフを作る方法は?
- アレンジをイメージするには?
- 4 アーティストを想定した曲作り?男性ボーカルの場合
- 背景……アーティストの懐の深さを利用した“アンバランスの美"
- 背景となるものを踏まえつつ、それを裏切るような意識
- ソウルフルな歌い方と甲高いハスキーボイスに着目
- アルバムの核になる曲作りを目指した
- 曲作り……各ブロックをバランスよく配置
- フェイクするボーカルの感覚を生かしたメロディ作り
- 同じようなモチーフの繰り返しで曲を構成
- 展開部のコード使いにひと工夫
- A'的なメロディに戻って終止させる
- ポイント……バラードを作曲するコツ
- 朗々と歌い上げる曲がバラードという認識は誤り
- バラードのコード感には2種類のものがある
- アーティストの志向性もバラードの局長に影響する
- メロディが大きくなり過ぎないように!
- 予想外の要素が思わぬヒットを生むこともある
- 5 アーティストを想定した曲作り?女性ボーカルの場合
- 背景……ユーミンの肉声をイメージしながら書いた曲
- 曲作り……シンメトリーを多用したカッチリした曲作り
- シンメトリーを多用するとコード進行の比重が大きくなる
- サビ前にひと呼吸置いて気分転換を図る
- 誰かになりきって曲を作ると、新しい世界が開ける
- シンプルで人の心に染みる曲を作るのは難しい
- ポイント……ボーカリストのキャラクターをよく知ろう
- 6 アーティストを想定した曲作り?アイドルの場合
- 背景……過渡期の女性ボーカリストへ提供した曲
- 曲作り……王道のメロディ
- 適当な英語のフレーズを使って最初のメロディを作る
- 王道を歩くシンガーだからポップスの常套手段を使う
- フレーズをリピートさせるかさせないか
- リピート部に変化を持たせる
- アレンジ……単純な曲構成の中で数々の技法を試した
- インパクトのあるサビ出のパターン
- 強さのある洋楽的なベースライン
- フェイドアウトについて
- 音楽は一人で作り上げるものではない
- 7 映像を意識した曲作り
- 背景……インスト曲は同時にボーカル曲としても成立するか?
- 曲作り……ブロックごとに強調させる面を決めていく
- 言葉数、つまり音符の数が多過ぎるとインストとして成立しにくい
- Aブロックではインスト的性格を有線させた
- 落差の激しい導入部とサビをスムーズにつなげるテクニック
- ボーカルバージョンとインストバージョンの違いについて
- ポイント……人間の感情の表現方法は1.種類だけではない
- 8 アーティストをプロデュースする
- なぜ作曲家がプロデューサーとして成功しているのだろう
- 新しい時代のアイドルとして菊池桃子をプロデュース
- アーティストを通してメッセージを発信する
- 9 コンピューターを使った曲作り
- 全く素の状態で、コンピューターに向かって作曲をする
- ブラッシュアップをしていく
- コードを変更してみる
- テンポを変えてみる
- リズムを入れてみよう
- 自分の殻を破るためのコンピューター
- ●第7章 出来上がった曲に満足できないときの対処法
- 1. 曲の善し悪しを見極める
- 本人が満足できなければ「いい曲」ではない
- 録音して聴き直す、譜面に書き起こす
- 曲の光っている部分を見つけ出そう
- 2 モチーフのつなぎがギクシャクする
- まずは欠点を見つけ出すこと
- 1.作った時期のタイムララグ
- 2.コンセプトのズレ
- 3.大楽節のサイズのアンバランス
- 4.大楽節の持つビート感の違い
- 5.勢いで一気に完成させた曲も要注意
- 自分が一番訴えたかったことを思い出す
- 譜面を書いてチェックしてみる
- 各ブロックの色彩が違っていても、バランスのいい曲は書ける
- 3 モチーフ同士のつながりがスムーズ過ぎる
- ノーマルに作ればノーマル過ぎる仕上がりになることが多い
- 平凡なメロディを手直しする方法
- 1.つのブロックを取り出して変えてみる
- 気に入ったブロックだけ残し、他にさまざまなメロディをぶつける
- 他人と共作して、違う個性を融合させる
- 4 サビがイマイチ盛り上がらない
- サビ=高い音域のメロディ?
- 過去のヒット曲のサビをサンプルする
- メロディと歌詞を一体化させることが最強のサビを作るコツ
- 英語のイントネーションに合わせたメロディ作り
- 「わかりやすさ」と「心地よい裏切り」が同居した作品はヒットする
- 面白い語感を持ったキャッチコピーに勝手にメロディを付けてみる
- インスパイアされるとはどういうこと?
- オリジナリティとは?
- 5 アップテンポの曲なのにスピード感がない
- 原因その1. メロディが大き過ぎる
- 原因その2 符割がまとも過ぎる
- 原因その3 コードの展開がまとも過ぎる
- 6 歌い手の音域に合わせると、音幅が狭過ぎる
- ベストな方法は転調
- 自分の最高音をサビにとっておくことがルール
- インストゥルメンタルも作曲の1.つの可能性
- 7 「転調」をうまく使ってみる
- 転調は今やポピュラーなテクニック
- メジャー/マイナー間の転調
- 部分転調
- 必ずしも元のキーに戻る必要はない
- 必然性のある転調と、意図的な転調
- どこで転調するか
- 転調によって歌いにくくなってはいけない
- 8 ここに気をつければ、もっといい曲になる!
- 自分なりの方法で1.曲でも多くの曲を研究してほしい
- 中級者へ……異分子を積極的にとり入れてみよう
- 聴かず嫌いは自分の可能性を狭めてしまう
- 上級者へ……自分のスタイルを壊してほしい
- コラム
- 1. 作曲を楽しもう!
- 2 掟破りの斬新さ
- 3 なぜシティポップブームは起きた?
- 4 四和音とテンションコードの話
- 5 ディスコから学んだこと
- 6 メロディとアレンジ
1 ●第1章 作曲のプロセス
2 1. 曲のコンセプトを決め、核になるフレーズを作る
3 新しいモチーフを作るか、類似したモチーフをつなげるか
4 キーワードを具体的に分析する
5 歌詞が決まっている部分に曲を付ける
6 サビに施したちょっとした作為
7 核がなくちゃ、いい曲は書けない
8 8小節で成り立つフレーズ
9 サビを繰り返す
10 2 核を中心にして全体のメロディを構成する
11 コードの流れからメロディを導き出す
12 フレーズとフレーズをスムーズにつなぐ
13 Bブロックの繰り返しを避ける
14 サビの前にワンクッション置くための1.ブロック
15 3 曲全体の構成を考える
16 曲には“起承転結"がある
17 2コーラス目のサビはリピートさせない
18 終わりに向かってサビを繰り返す
19 ●第2章 モチーフ作りからメロディ作りへ
20 1. どうやってモチーフを作るのか
21 僕らの頭の中には今まで聴いてきた音楽が蓄積されている
22 誰もがメロディ語を使えるはずだ
23 偶発的インスピレーションと意図的インスピレーション
24 2 作曲法の3つのタイプ
25 メロディ先行型
26 瞑想の中で作る
27 コード進行を念頭に置いて作る
28 特定のサウンドをイメージする
29 既成の曲をアレンジしていく
30 歌詞先行型
31 メロディと歌詞を同時進行させる方法
32 曲を作るためにルールは経験的に知っているもの
33 3 インスピレーションを得るためのさまざまな方法
34 メロディ先行型の場合
35 「空歌」を発展させる
36 好きな曲の真似をして作ってみる
37 CMソングのつもりで自由なメロディを付ける
38 レコーダーやシーケンサー/DAWを使う
39 無意識下の作業を形にする
40 日記のように毎日メロディを書き記していく
41 歌詞先行型の場合
42 でたらめな英文を使って適当なフレーズを口ずさむ
43 日本語による歌詞先行型ならではの面白さ
44 4 モチーフの形を整える
45 詞の長さを考慮して符割を調節する
46 拍子について……4分の4がスタンダード
47 ナチュラルに聴こえるビート感を大切に
48 メジャーとマイナー
49 マイナー感/メジャー感に濃淡を付けるテンションコード
50 途中でメジャー/マイナーが入れ替わる
51 メロディは自由な音に飛んでいい
52 ボーカルの音域?自然に歌える範囲内の音域を使うこと
53 ●第3章 モチーフを発展させる
54 1. 曲の成り立ち
55 ポップスの絶対条件は「誰もがわかりやすい曲を書くこと」
56 モチーフ
57 モチーフの長さ
58 最小のモチーフを発展させる
59 小楽節
60 大楽節
61 サビ
62 2 モチーフから曲を作るプロセス
63 どのモチーフから作り始めるか?
64 メロディにコードを付ける
65 最初に決めたリズムをキープする
66 3 新しいモチーフの導き出し方
67 1.つのモチーフを繰り返しながら、コードを変えていく
68 新しいメロディを次々に展開させていく
69 新しいモチーフを作るか、類似したモチーフをつなげるか
70 特定のサウンド/楽器をイメージして作る
71 コード進行から新しいモチーフを導き出す
72 さまざまな曲をコピーしてコードに対するセンスを磨く
73 ルールに縛られず、自分の感性を大事に
74 ●第4章 コードについて
75 1. コードの仕組みについて
76 現代のコード観
77 メジャーとマイナー
78 主要三和音とその機能
79 6th/7thのコード
80 代理コードの存在
81 2 コード進行について
82 コードの性質に導かれてコードの流れが作り出される
83 メロディとコードの関係
84 3 ポップスでよく使われるコード進行
85 最も代表的なコード進行、循環コード
86 メロディの強調にもってこいの2度進行
87 流麗な響きの5度進行
88 ぜひチャレンジしてほしい半音進行
89 コード進行の組み合わせ
90 コードチェンジのタイミング
91 4 コード進行からメロディを導き出す
92 1.つのコード進行にはいろいろなメロディが当てはめられる
93 主要三和音だけでも曲は作れる
94 循環コードから数々の名曲が生まれた
95 5 平凡なコード進行に変化を与えるテクニック
96 サブドミナントでどんな代理コードを使うか
97 和音構成を膨らませる
98 いろいろな音楽をたくさん聴いて、アイデアを蓄えておくこと
99 コードを展開させるときに、ルールはない
100 ●第5章 曲の構成を考える
101 1. 起承転結
102 サビ=「転」を中心に起承転結を構成する
103 モチーフの位置感を考える
104 「転」から始まる曲があってもいい
105 2 モチーフとモチーフをつなぐテクニック
106 音楽の三要素
107 メロディの流れがスムーズでなければならない
108 ブロックの繰り返し
109 リピートの具体的処理
110 サビをスムーズに導くフレーズはあるはずだ
111 高くて長い音をサビ前に使うのが一般的
112 3 大楽節を組み合わせるときの注意事項
113 1.コーラスにはどのくらいの大楽節が必要か
114 全体の長さを考えながら小節の数を調節する
115 大楽節の組み合わせ方のルール
116 1.曲の長さはどのくらいが適当か
117 いろいろなモチーフが次々と出てきてもいい
118 ●第6章 テーマを設定して曲を作る
119 1. シングルヒットを目指す
120 背景……シングルヒットを前提に作られた曲
121 覚えやすい曲であること
122 「セプテンバー」という言葉をサビに使うこと
123 シンガーの音域を最大限に生かし切ること
124 アレンジを想定する
125 曲作り……60年代アメリカンポップスの雰囲気を取り入れる
126 アメリカンポップスのセオリーを踏襲する
127 セオリーばかりの曲作りがいいとは限らない
128 コードの刻みで曲を引き締める
129 アレンジ……素直なメロディなので、作為の部分を作る
130 イントロは曲のシンボル
131 転調
132 リズムチェンジ
133 曲の終わりに向かってのアテンション作り
134 コーラスアレンジもこの曲のポイントの1.つ
135 カッチリ計算されたアレンジをするか、プレイヤーのセンスを生かすか
136 ポイント……アレンジ段階で曲はいくらでも変化する
137 2 洋楽の雰囲気を取り入れた曲作り
138 背景……洋楽志向の曲が歌手の声質によってドメスティックに
139 曲作り……メジャーの中のマイナー感を意識
140 下行するベース音で哀愁感を出す
141 Aブロック、Bブロックを対照的にして曲の展開を生かす
142 できるだけたくさんのコード進行をしっておくといい
143 ポイント……際立たせる部分と抑える部分のバランスが重要
144 3 アレンジを想定した曲作り
145 背景……CMタイアップを前提としたミディアムナンバー
146 曲作り……ギターリフが印象的な曲にしたい
147 リフが取る音とメロディが取る音のバランスを考えること
148 前後のブロックとのバランスを考えたBブロック
149 サビのインパクトがCMタイアップ曲のポイント
150 アレンジ……ギター/ベースとメロディの絡みをうまく引き出す
151 印象に残るリフを作る方法は?
152 アレンジをイメージするには?
153 4 アーティストを想定した曲作り?男性ボーカルの場合
154 背景……アーティストの懐の深さを利用した“アンバランスの美"
155 背景となるものを踏まえつつ、それを裏切るような意識
156 ソウルフルな歌い方と甲高いハスキーボイスに着目
157 アルバムの核になる曲作りを目指した
158 曲作り……各ブロックをバランスよく配置
159 フェイクするボーカルの感覚を生かしたメロディ作り
160 同じようなモチーフの繰り返しで曲を構成
161 展開部のコード使いにひと工夫
162 A'的なメロディに戻って終止させる
163 ポイント……バラードを作曲するコツ
164 朗々と歌い上げる曲がバラードという認識は誤り
165 バラードのコード感には2種類のものがある
166 アーティストの志向性もバラードの局長に影響する
167 メロディが大きくなり過ぎないように!
168 予想外の要素が思わぬヒットを生むこともある
169 5 アーティストを想定した曲作り?女性ボーカルの場合
170 背景……ユーミンの肉声をイメージしながら書いた曲
171 曲作り……シンメトリーを多用したカッチリした曲作り
172 シンメトリーを多用するとコード進行の比重が大きくなる
173 サビ前にひと呼吸置いて気分転換を図る
174 誰かになりきって曲を作ると、新しい世界が開ける
175 シンプルで人の心に染みる曲を作るのは難しい
176 ポイント……ボーカリストのキャラクターをよく知ろう
177 6 アーティストを想定した曲作り?アイドルの場合
178 背景……過渡期の女性ボーカリストへ提供した曲
179 曲作り……王道のメロディ
180 適当な英語のフレーズを使って最初のメロディを作る
181 王道を歩くシンガーだからポップスの常套手段を使う
182 フレーズをリピートさせるかさせないか
183 リピート部に変化を持たせる
184 アレンジ……単純な曲構成の中で数々の技法を試した
185 インパクトのあるサビ出のパターン
186 強さのある洋楽的なベースライン
187 フェイドアウトについて
188 音楽は一人で作り上げるものではない
189 7 映像を意識した曲作り
190 背景……インスト曲は同時にボーカル曲としても成立するか?
191 曲作り……ブロックごとに強調させる面を決めていく
192 言葉数、つまり音符の数が多過ぎるとインストとして成立しにくい
193 Aブロックではインスト的性格を有線させた
194 落差の激しい導入部とサビをスムーズにつなげるテクニック
195 ボーカルバージョンとインストバージョンの違いについて
196 ポイント……人間の感情の表現方法は1.種類だけではない
197 8 アーティストをプロデュースする
198 なぜ作曲家がプロデューサーとして成功しているのだろう
199 新しい時代のアイドルとして菊池桃子をプロデュース
200 アーティストを通してメッセージを発信する
201 9 コンピューターを使った曲作り
202 全く素の状態で、コンピューターに向かって作曲をする
203 ブラッシュアップをしていく
204 コードを変更してみる
205 テンポを変えてみる
206 リズムを入れてみよう
207 自分の殻を破るためのコンピューター
208 ●第7章 出来上がった曲に満足できないときの対処法
209 1. 曲の善し悪しを見極める
210 本人が満足できなければ「いい曲」ではない
211 録音して聴き直す、譜面に書き起こす
212 曲の光っている部分を見つけ出そう
213 2 モチーフのつなぎがギクシャクする
214 まずは欠点を見つけ出すこと
215 1.作った時期のタイムララグ
216 2.コンセプトのズレ
217 3.大楽節のサイズのアンバランス
218 4.大楽節の持つビート感の違い
219 5.勢いで一気に完成させた曲も要注意
220 自分が一番訴えたかったことを思い出す
221 譜面を書いてチェックしてみる
222 各ブロックの色彩が違っていても、バランスのいい曲は書ける
223 3 モチーフ同士のつながりがスムーズ過ぎる
224 ノーマルに作ればノーマル過ぎる仕上がりになることが多い
225 平凡なメロディを手直しする方法
226 1.つのブロックを取り出して変えてみる
227 気に入ったブロックだけ残し、他にさまざまなメロディをぶつける
228 他人と共作して、違う個性を融合させる
229 4 サビがイマイチ盛り上がらない
230 サビ=高い音域のメロディ?
231 過去のヒット曲のサビをサンプルする
232 メロディと歌詞を一体化させることが最強のサビを作るコツ
233 英語のイントネーションに合わせたメロディ作り
234 「わかりやすさ」と「心地よい裏切り」が同居した作品はヒットする
235 面白い語感を持ったキャッチコピーに勝手にメロディを付けてみる
236 インスパイアされるとはどういうこと?
237 オリジナリティとは?
238 5 アップテンポの曲なのにスピード感がない
239 原因その1. メロディが大き過ぎる
240 原因その2 符割がまとも過ぎる
241 原因その3 コードの展開がまとも過ぎる
242 6 歌い手の音域に合わせると、音幅が狭過ぎる
243 ベストな方法は転調
244 自分の最高音をサビにとっておくことがルール
245 インストゥルメンタルも作曲の1.つの可能性
246 7 「転調」をうまく使ってみる
247 転調は今やポピュラーなテクニック
248 メジャー/マイナー間の転調
249 部分転調
250 必ずしも元のキーに戻る必要はない
251 必然性のある転調と、意図的な転調
252 どこで転調するか
253 転調によって歌いにくくなってはいけない
254 8 ここに気をつければ、もっといい曲になる!
255 自分なりの方法で1.曲でも多くの曲を研究してほしい
256 中級者へ……異分子を積極的にとり入れてみよう
257 聴かず嫌いは自分の可能性を狭めてしまう
258 上級者へ……自分のスタイルを壊してほしい
259 コラム
260 1. 作曲を楽しもう!
261 2 掟破りの斬新さ
262 3 なぜシティポップブームは起きた?
263 4 四和音とテンションコードの話
264 5 ディスコから学んだこと
265 6 メロディとアレンジ
- 商品詳細
-
商品説明 1973年にシンガーソングライターとデビューし、以後は作曲家としても数々の作品を生み出してきた林哲司。
本書は、そんな林哲司が初心者にも優しくポップスの作り方を解説した実践的作曲法が満載です。「一から楽典を学ぶ必要はない」など、アカデミックな作曲法ではない身近な曲の作り方を紹介しているので、誰でも気軽に始められるのが大きな特徴となっています。
シティポップ再評価の著しい昨今ですが、「真夜中のドア〜stay with me」(松原みき)、「September」(竹内まりや)、「ふたりの夏物語」(杉山清貴&オメガトライブ)、「思い出のビーチクラブ」(稲垣潤一)の作曲者である著者が、自身の体験をもとに開示するリアルな作曲法は、きっと多くの人の参考になることでしょう。
フランクな語り口から繰り出されるヒントの数々をぜひ自分のものにして、音楽の世界を楽しんでください!
*本書は1999年刊『新ポップス作曲法』の改訂新版です。商品番号 F0223386 ジャンル 書籍・辞典 サイズ A5 ページ数 224 著者 林哲司 初版日 2023年10月20日 ISBNコード 9784845639403