魅惑のオペラ歌手50(音楽書)
歌声のカタログ
アルテスパブリッシング
2,090円(税込)
パヴァロッティからシャビエル・アンドゥアガ、ミレッラ・フレーニからマリーナ・モンゾまで──極限まで〈声〉を鍛えあげたアスリートたちの至芸を愉しむ!
- 収載内容
-
- はじめに
- ルチャーノ・パヴァロッティ──輝く歌声を支えた盤石のテクニック。世界一の成功には理由がある
- ミレッラ・フレーニ──成熟しても失われなかった正統的な発声による清らかな声
- レナート・ブルゾン──立ち姿そのままのノーブルな声と歌唱。ヴェルディの精神を具現化したバリトン
- プラシド・ドミンゴ──八十歳でも毎月舞台で主役。休息を要求しない驚異の声帯
- レオ・ヌッチ──現役最高のヴェルディ・バリトン。その呼び声を七十代でも維持した奇跡
- ホセ・カレーラス──白血病を克服した甘い声と魂の叫び。記録より記憶に残るテノール
- マリエッラ・デヴィーア──隙がなくコントロールされた高貴な声。完璧を体現した理想の歌唱
- アレッサンドロ・コルベッリ──上質の滑稽味をかもし出すブッフォの神様の至芸
- アントニーノ・シラグーザ──五十代後半で声力は最高潮。進化が止まらないベルカント・テノール
- ミケーレ・ペルトゥージ──どんな悪役を歌ってもカッコいい、美しいフォームとノーブルな低声
- ナタリー・デセイ──自然な発声、透明な声、超高音と女優なみの表現力の両立
- チェチーリア・バルトリ──ロッシーニとバロックの復興を先導した天才的なお手本
- バルバラ・フリットリ──輝かしい倍音、無限のニュアンス。旋律に生命を宿す不世出のソプラノ
- ロベルト・デ・カンディア──見た目と違ってエレガントなベルカント。ヴェルディにお手本の歌唱
- ジョイス・ディドナート──よみがえったベルカント時代の歌唱を理想的に体現できる理由
- イルデブランド・ダルカンジェロ──どんな表現もスタイリッシュに構築する、けっしてぶれない高貴な響き
- アンナ・ネトレプコ──舞台上のオーラが半端でない、濃密な声を自在に操る稀代のディーヴァ
- ローレンス・ブラウンリー──ヨーロッパ系歌手には見られない身体能力で、アジリタも超高音もレガートも
- フアン・ディエゴ・フローレス──オペラのルネサンスの立役者となった、百年に一人のテノール
- ルカ・サルシ──偉大な系譜に名乗りを上げる、スカラ座のプリモ・バリトン
- ハビエル・カマレナ──ベルカント・オペラに生命を吹き込む、力強いアジリタと余裕の超高音
- エリーナ・ガランチャ──ハングリー精神で身に着けた、まろやかに響く完璧な表現
- イルダル・アブドラザコフ──ベルカント・オペラで培った、強く豊かエレガントな低声
- ヴィットリオ・グリゴーロ──伊仏のスタイルを自在に行き来し、役に生命を注ぐテノールのカリスマ
- フランチェスコ・デムーロ──明るい声と天を衝く高音で世界を席捲するザ・テノール
- マリア・アグレスタ──磨き抜かれた声、力強さ、柔軟な装飾。すべてがバランスされたディーヴァ
- ニコラ・アライモ──ベルカントを究めたから表現できる、ほんとうのヴェルディ
- マイケル・スパイアーズ──三オクターブの音域で重厚な声を輝かせる、現代のバリテノーレ
- マリーナ・レベカ──《ノルマ》も初期ヴェルディも。他を寄せつけない精緻で官能的な歌
- フランチェスコ・メーリ──スカラ座が「ヴェルディなら彼」と推す、ベルカントで培った高貴な歌唱
- サイミール・ピルグ──王道レパートリーに今日的洗練を加える、輝かしく官能的な声
- マキシム・ミロノフ──優美で知的でキレがいい、類まれなテノーレ・ディ・グラーツィア
- ソニア・ヨンチェヴァ──豊かな声によるスケールの大きな歌唱と、心に染み入る抒情性が両立
- イザベル・レナード──薫り高い声による正統的歌唱と、加わる多彩なニュアンス
- エレオノーラ・ブラット──声を意のままにあやつる、待ち望まれた「正統派」ソプラノ
- サイオア・エルナンデス──久しぶりに現れたリリコ・スピント、またはドランマティコの大器
- リセット・オロペサ──飛ぶ鳥を落とす勢いのスターは、カメレオンのように変幻自在
- ルネ・バルベラ──超高音、鮮やかな装飾、なめらかな歌唱。いまや理想的ベルカント歌手
- プリティ・イェンデ──バネのある声で磨かれた歌を聴かせる、ソプラノの一流アスリート
- ルカ・ミケレッティ──声で演技できる俳優出身のバリトン。ヴェルディ歌いの大器になる予感
- 大西宇宙──アメリカで多様性を修得した、日本人男声のホープ
- ローザ・フェオラ──スカラ座のプリマドンナの彫りの深い高貴な声と圧倒的音楽性
- ダヴィデ・ルチャーノ──押し出しが強いのに美しい。スターダムにのし上がるバリトンの大器
- ステファン・ポップ──パヴァロッティに近いテクニックで、パヴァロッティに近い表現力
- 脇園彩──これほど聴くたびに進化が見られる歌手は滅多にいない
- ネイディーン・シエラ──聴き手を幸福にするニュアンスと色彩。時代を代表する抒情的歌唱
- ズザンナ・マルコヴァ──スーパーモデルのような美貌。見た目どおりの高貴な響きと理想的陰影
- アナスタシア・バルトリ──初期ヴェルディを理想的に歌う、ドランマティコ・ダジリタの若き逸材
- マリーナ・モンゾ──耳に快楽をもたらす自然な響き。若くして完成した近未来のスター
- シャビエル・アンドゥアガ──二十代半ばで国際的スターの仲間入り。どこまで伸びるかわからない逸材
- おわりに
- 楽曲名索引
- 人名索引
1 はじめに
2 ルチャーノ・パヴァロッティ──輝く歌声を支えた盤石のテクニック。世界一の成功には理由がある
3 ミレッラ・フレーニ──成熟しても失われなかった正統的な発声による清らかな声
4 レナート・ブルゾン──立ち姿そのままのノーブルな声と歌唱。ヴェルディの精神を具現化したバリトン
5 プラシド・ドミンゴ──八十歳でも毎月舞台で主役。休息を要求しない驚異の声帯
6 レオ・ヌッチ──現役最高のヴェルディ・バリトン。その呼び声を七十代でも維持した奇跡
7 ホセ・カレーラス──白血病を克服した甘い声と魂の叫び。記録より記憶に残るテノール
8 マリエッラ・デヴィーア──隙がなくコントロールされた高貴な声。完璧を体現した理想の歌唱
9 アレッサンドロ・コルベッリ──上質の滑稽味をかもし出すブッフォの神様の至芸
10 アントニーノ・シラグーザ──五十代後半で声力は最高潮。進化が止まらないベルカント・テノール
11 ミケーレ・ペルトゥージ──どんな悪役を歌ってもカッコいい、美しいフォームとノーブルな低声
12 ナタリー・デセイ──自然な発声、透明な声、超高音と女優なみの表現力の両立
13 チェチーリア・バルトリ──ロッシーニとバロックの復興を先導した天才的なお手本
14 バルバラ・フリットリ──輝かしい倍音、無限のニュアンス。旋律に生命を宿す不世出のソプラノ
15 ロベルト・デ・カンディア──見た目と違ってエレガントなベルカント。ヴェルディにお手本の歌唱
16 ジョイス・ディドナート──よみがえったベルカント時代の歌唱を理想的に体現できる理由
17 イルデブランド・ダルカンジェロ──どんな表現もスタイリッシュに構築する、けっしてぶれない高貴な響き
18 アンナ・ネトレプコ──舞台上のオーラが半端でない、濃密な声を自在に操る稀代のディーヴァ
19 ローレンス・ブラウンリー──ヨーロッパ系歌手には見られない身体能力で、アジリタも超高音もレガートも
20 フアン・ディエゴ・フローレス──オペラのルネサンスの立役者となった、百年に一人のテノール
21 ルカ・サルシ──偉大な系譜に名乗りを上げる、スカラ座のプリモ・バリトン
22 ハビエル・カマレナ──ベルカント・オペラに生命を吹き込む、力強いアジリタと余裕の超高音
23 エリーナ・ガランチャ──ハングリー精神で身に着けた、まろやかに響く完璧な表現
24 イルダル・アブドラザコフ──ベルカント・オペラで培った、強く豊かエレガントな低声
25 ヴィットリオ・グリゴーロ──伊仏のスタイルを自在に行き来し、役に生命を注ぐテノールのカリスマ
26 フランチェスコ・デムーロ──明るい声と天を衝く高音で世界を席捲するザ・テノール
27 マリア・アグレスタ──磨き抜かれた声、力強さ、柔軟な装飾。すべてがバランスされたディーヴァ
28 ニコラ・アライモ──ベルカントを究めたから表現できる、ほんとうのヴェルディ
29 マイケル・スパイアーズ──三オクターブの音域で重厚な声を輝かせる、現代のバリテノーレ
30 マリーナ・レベカ──《ノルマ》も初期ヴェルディも。他を寄せつけない精緻で官能的な歌
31 フランチェスコ・メーリ──スカラ座が「ヴェルディなら彼」と推す、ベルカントで培った高貴な歌唱
32 サイミール・ピルグ──王道レパートリーに今日的洗練を加える、輝かしく官能的な声
33 マキシム・ミロノフ──優美で知的でキレがいい、類まれなテノーレ・ディ・グラーツィア
34 ソニア・ヨンチェヴァ──豊かな声によるスケールの大きな歌唱と、心に染み入る抒情性が両立
35 イザベル・レナード──薫り高い声による正統的歌唱と、加わる多彩なニュアンス
36 エレオノーラ・ブラット──声を意のままにあやつる、待ち望まれた「正統派」ソプラノ
37 サイオア・エルナンデス──久しぶりに現れたリリコ・スピント、またはドランマティコの大器
38 リセット・オロペサ──飛ぶ鳥を落とす勢いのスターは、カメレオンのように変幻自在
39 ルネ・バルベラ──超高音、鮮やかな装飾、なめらかな歌唱。いまや理想的ベルカント歌手
40 プリティ・イェンデ──バネのある声で磨かれた歌を聴かせる、ソプラノの一流アスリート
41 ルカ・ミケレッティ──声で演技できる俳優出身のバリトン。ヴェルディ歌いの大器になる予感
42 大西宇宙──アメリカで多様性を修得した、日本人男声のホープ
43 ローザ・フェオラ──スカラ座のプリマドンナの彫りの深い高貴な声と圧倒的音楽性
44 ダヴィデ・ルチャーノ──押し出しが強いのに美しい。スターダムにのし上がるバリトンの大器
45 ステファン・ポップ──パヴァロッティに近いテクニックで、パヴァロッティに近い表現力
46 脇園彩──これほど聴くたびに進化が見られる歌手は滅多にいない
47 ネイディーン・シエラ──聴き手を幸福にするニュアンスと色彩。時代を代表する抒情的歌唱
48 ズザンナ・マルコヴァ──スーパーモデルのような美貌。見た目どおりの高貴な響きと理想的陰影
49 アナスタシア・バルトリ──初期ヴェルディを理想的に歌う、ドランマティコ・ダジリタの若き逸材
50 マリーナ・モンゾ──耳に快楽をもたらす自然な響き。若くして完成した近未来のスター
51 シャビエル・アンドゥアガ──二十代半ばで国際的スターの仲間入り。どこまで伸びるかわからない逸材
52 おわりに
53 楽曲名索引
54 人名索引
- 商品詳細
-
商品説明 オペラ評論家のなかでも、とくに歌手の声質に着目した分析に定評のある著者が、パヴァロッティからシャビエル・アンドゥアガ、ミレッラ・フレーニからマリーナ・モンゾまで、50人のオペラ歌手の【声】を論じたユニークなガイド本。 商品番号 F0220722 ジャンル 書籍・辞典 サイズ 四六 ページ数 240 著者 香原斗志 初版日 2023年04月30日 ISBNコード 9784865592733