西洋音楽の歴史(音楽書)
つながりと流れがよくわかる
アルテスパブリッシング
2,420円(税込)
クラシック音楽はどこから来て、どこへ向かうのか。神の音楽から人の音楽へ、そして世界音楽の時代へ。西洋音楽の「西洋」って?その基盤となった古代ギリシャの音楽観とは。多大な影響を与える3大宗教とは?
- 収載内容
-
- ごあいさつ
- 序章 はじめに知っておきたいこと
- 西洋とは
- ヨーロッパ大陸の主人公たち
- フランク王シャルル、西ローマ皇帝に
- ポイント1 古代ギリシャの音楽観と西洋音楽
- アポロンとディオニュソス
- 音楽のシステムは小宇宙
- 音楽には役割がある
- 現在のヨーロッパ世界への影響
- コラム◆ギリシヤ神話にみる音楽観
- ポイント2 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
- ユダヤ教
- キリスト教
- イスラム教
- コラム◆ヨーロッパ、3つの主人公と3つの宗教
- 1 西洋音楽の始まり[中世~ルネサンス]
- 第1節 教会の歌──祈りの歌
- フランク王国とローマ教会
- グレゴリオ聖歌と付け足し加工
- オルガヌムと多声音楽
- 大問題発生──音楽と時間
- コラム◆中世ヨーロッパの成立とグレゴリオ聖歌
- ◆グレゴリオ聖歌
- ◆トロープスとオルガヌムの歴史
- 第2節 宮廷歌人の歌──心の歌
- もうひとつの出発点
- 詩をつくって歌う宮廷人たち
- コラム◆トルバドゥールと宮廷歌人の歌
- 第3節 技術改革の時代「アルス・ノヴァ」──決定版・音楽づくりの道具
- 『アルス・ノヴァ(新技術)』までの道のり
- 素材の加工から創作へ
- 響きも形も美しい歌をめざして──ルネサンスへの道
- コラム◆目で見る記譜法の歴史
- ◆年表1
- ◆ルネサンス以前の音楽と歌の作り方
- ◆中世の音楽人と宮廷歌人たち
- 第4節 ルネサンス時代の音楽
- ルネサンスの到来
- 第一期 新旧様式の交代期──ブルゴーニュ楽派
- 第二期 ルネサンス様式の確立──フランドル楽派
- 第三期 ルネサンス様式の完成と爛熟──イタリア
- バロックに向けての二つの底流
- 楽器と音楽
- 宗教と音楽
- コラム◆あなたも知っているルネサンス
- ◆ルネサンス第21期 ブルゴーニュ楽派
- ◆ルネサンスの音楽人 第1期と第2期
- ◆ルネサンス第2期 フランドル楽派
- ◆ルネサンス第3期 イタリア人の時代
- ◆ルネサンスの音楽人 第3期 イタリア
- ◆ルネサンスの音楽人 イタリア以外
- ◆ルネサンスの音楽人 音楽理論家ほか
- 2 「神の音楽」から「人の音楽」へ[バロック~古典派]
- それは激しい感情を訴える独唱歌曲から始まった
- モノディ様式
- コラム◆通奏低音
- 第1節 声のドラマ オペラと声楽曲
- 「モノディ様式」以前のドラマ
- オペラの誕生──フィレンツェ
- マントヴァとモンテヴェルディ
- ローマ
- ヴェネツィアと商業劇場の発展
- ヨーロッパ諸国へひろがるオペラ
- オペラ以外の声のドラマ──オラトリオ、カンタータ
- ナポリ派の隆盛
- メタスタージオとオペラ・セリア
- 喜劇オペラ──「ブッファ」と「インテルメッゾ」
- グルックのオペラ改革
- 一八世紀後半──ナポリ派の国際化
- 古典派時代のオペラ──モーツァルト
- コラム◆モンテヴェルディ1,2
- ◆カストラートの活躍
- ◆リュリとモリエール
- ◆ヘンデル オペラ&オラトリオ
- ◆ヘンデルと劇音楽
- ◆オペラの分類
- ◆オペラ・セリアとオペラ・ブッファ
- ◆劇場運営
- 第2節 音のドラマ──バロックの器楽
- ひとつの楽章のなかのドラマ、多楽章によるドラマ
- 組曲
- バロック時代のソナタ
- 1 演奏形態による分類
- 2 楽章構成による分類
- バロック時代のコンチェルト(協奏曲)
- 1 コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)
- 2 ソロ・コンチェルト(独奏協奏曲)
- フーガ
- 即興的な形式
- 変奏曲
- コラール前奏曲
- コラム◆宮廷での舞踏会
- ◆アルカンジェロ・コレッリのトリオ・ソナタ
- ◆J.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲》の編成
- ◆J.S.バッハとバッハ・ファミリー
- ◆バロック時代の鍵盤楽器
- ◆クレモナの名工──ヴァイオリン製作者たち
- ◆バロックの演奏習慣
- 第3節 絶対音楽の完成にむけて──古典派への道
- 後期バロックから初期古典派へ
- ギャラント様式
- 多感様式
- 初期の交響曲
- ミラノ
- マンハイム
- ベルリン
- ウィーン
- 第4節 交響曲の誕生とソナタ形式──古典派の時代
- 管弦楽曲──交響曲とコンチェルト
- 交響曲
- コンチェルト(協奏曲)
- セレナード、ディヴェルティメントなど
- 室内楽曲と独奏曲
- 弦楽四重奏曲
- ソナタ
- コラム◆ソナタ
- ◆ソナタ形式の調のプラン
- ◆モーツァルト
- ◆ベートーヴェン
- 3 西洋音楽のたわわな実り、そして……[ロマン派~現代]
- 第1節 音の魔術師たち ロマン派のオーケストラ音楽とピアノ音楽
- オーケストラ音楽
- 一九世紀前半──シューベルトからベルリオーズまで
- 一九世紀後半──交響詩の成立と交響曲の復活
- ピアノとピアノ音楽
- ピアノと家庭音楽、サロン音楽とヴィルトゥオーゾ
- 性格的小品
- コラム◆ロマン派生まれの音楽文化
- ◆ロマン派におけるオーケストラ
- ◆絶対音楽と標題音楽
- 第2節 声の魔術師たち ロマン派のオペラと歌曲
- フランスのオペラ
- 革命期
- 一九世紀前半
- 一九世紀後半
- イタリアのオペラ
- ロッシーニの偉大な仕事
- ベッリーニとドニゼッティ
- 巨人ヴェルディ
- ヴェルディ以後──ヴェリズモ
- ドイツとオーストリアのオペラ
- ヴァーグナー以前
- 未来の芸術作品──ヴァーグナーの仕事
- ヴァーグナー以後──R.シュトラウス
- 歌曲──詩とピアノの出会い
- シューベルトによるリートの確立
- リートの発展と各国への広がり
- コラム◆楽器の王者ピアノの歴史と完成
- ◆グランド・オペラ
- ◆ベル・カント
- ◆オペラ用語集
- 第3節 国民楽派とロマン派の黄昏
- 国民楽派
- ロシア、東欧、北欧
- フランス、スペイン、イギリス
- ロマン派の黄昏──R.シュトラウスとマーラー
- コラム◆《モルダウ》と国民楽派の交響詩
- 第4節 近代の音楽──枠組みの変化と多中心化
- 二〇世紀という時代
- 第一次世界大戦までの音楽
- 「調性」からの解放──印象主義と表現主義
- 「リズム」の解放とノイズの音楽──原始主義と未来主義
- 西欧の外へのまなざし
- 両大戦間の音楽
- 新古典主義の音楽
- 十二音技法の確立
- ジャズとキャバレーの音楽
- 社会の動きと音楽──ソヴィエト連邦、そしてナチス・ドイツ
- コラム◆20世紀音楽の流れ(超早わかり!)
- ◆バレエ・リュス旋風
- ◆十二音技法ミニ解説
- ◆ストラヴィンスキー
- ◆シェーンベルク&新ウィーン楽派
- 第5節 現代の音楽──そして新たなる「音楽」への問いかけ
- 戦後音楽の再出発
- 前衛音楽の時代
- 前衛音楽の始まり──総音列主義(トータル・セリエリスム)
- 「管理された偶然性」
- その他の前衛──それぞれの道
- アメリカ実験音楽とミニマル・ミュージック
- アメリカ近代──実験音楽への道のり
- ケージと「偶然性の音楽」
- 図形楽譜とミニマル・ミュージック
- テクノロジーと音楽
- アジアと日本の現代音楽
- コラム◆ブーレーズ
- ◆20世紀のオペラとミュージカル
- 終章 終わりの始まり
- 復習 西洋音楽史の始まり
- いささか個人的なあと書き──西洋音楽史とは?
- 人名索引
1 ごあいさつ
2 序章 はじめに知っておきたいこと
3 西洋とは
4 ヨーロッパ大陸の主人公たち
5 フランク王シャルル、西ローマ皇帝に
6 ポイント1 古代ギリシャの音楽観と西洋音楽
7 アポロンとディオニュソス
8 音楽のシステムは小宇宙
9 音楽には役割がある
10 現在のヨーロッパ世界への影響
11 コラム◆ギリシヤ神話にみる音楽観
12 ポイント2 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
13 ユダヤ教
14 キリスト教
15 イスラム教
16 コラム◆ヨーロッパ、3つの主人公と3つの宗教
17 1 西洋音楽の始まり[中世~ルネサンス]
18 第1節 教会の歌──祈りの歌
19 フランク王国とローマ教会
20 グレゴリオ聖歌と付け足し加工
21 オルガヌムと多声音楽
22 大問題発生──音楽と時間
23 コラム◆中世ヨーロッパの成立とグレゴリオ聖歌
24 ◆グレゴリオ聖歌
25 ◆トロープスとオルガヌムの歴史
26 第2節 宮廷歌人の歌──心の歌
27 もうひとつの出発点
28 詩をつくって歌う宮廷人たち
29 コラム◆トルバドゥールと宮廷歌人の歌
30 第3節 技術改革の時代「アルス・ノヴァ」──決定版・音楽づくりの道具
31 『アルス・ノヴァ(新技術)』までの道のり
32 素材の加工から創作へ
33 響きも形も美しい歌をめざして──ルネサンスへの道
34 コラム◆目で見る記譜法の歴史
35 ◆年表1
36 ◆ルネサンス以前の音楽と歌の作り方
37 ◆中世の音楽人と宮廷歌人たち
38 第4節 ルネサンス時代の音楽
39 ルネサンスの到来
40 第一期 新旧様式の交代期──ブルゴーニュ楽派
41 第二期 ルネサンス様式の確立──フランドル楽派
42 第三期 ルネサンス様式の完成と爛熟──イタリア
43 バロックに向けての二つの底流
44 楽器と音楽
45 宗教と音楽
46 コラム◆あなたも知っているルネサンス
47 ◆ルネサンス第21期 ブルゴーニュ楽派
48 ◆ルネサンスの音楽人 第1期と第2期
49 ◆ルネサンス第2期 フランドル楽派
50 ◆ルネサンス第3期 イタリア人の時代
51 ◆ルネサンスの音楽人 第3期 イタリア
52 ◆ルネサンスの音楽人 イタリア以外
53 ◆ルネサンスの音楽人 音楽理論家ほか
54 2 「神の音楽」から「人の音楽」へ[バロック~古典派]
55 それは激しい感情を訴える独唱歌曲から始まった
56 モノディ様式
57 コラム◆通奏低音
58 第1節 声のドラマ オペラと声楽曲
59 「モノディ様式」以前のドラマ
60 オペラの誕生──フィレンツェ
61 マントヴァとモンテヴェルディ
62 ローマ
63 ヴェネツィアと商業劇場の発展
64 ヨーロッパ諸国へひろがるオペラ
65 オペラ以外の声のドラマ──オラトリオ、カンタータ
66 ナポリ派の隆盛
67 メタスタージオとオペラ・セリア
68 喜劇オペラ──「ブッファ」と「インテルメッゾ」
69 グルックのオペラ改革
70 一八世紀後半──ナポリ派の国際化
71 古典派時代のオペラ──モーツァルト
72 コラム◆モンテヴェルディ1,2
73 ◆カストラートの活躍
74 ◆リュリとモリエール
75 ◆ヘンデル オペラ&オラトリオ
76 ◆ヘンデルと劇音楽
77 ◆オペラの分類
78 ◆オペラ・セリアとオペラ・ブッファ
79 ◆劇場運営
80 第2節 音のドラマ──バロックの器楽
81 ひとつの楽章のなかのドラマ、多楽章によるドラマ
82 組曲
83 バロック時代のソナタ
84 1 演奏形態による分類
85 2 楽章構成による分類
86 バロック時代のコンチェルト(協奏曲)
87 1 コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)
88 2 ソロ・コンチェルト(独奏協奏曲)
89 フーガ
90 即興的な形式
91 変奏曲
92 コラール前奏曲
93 コラム◆宮廷での舞踏会
94 ◆アルカンジェロ・コレッリのトリオ・ソナタ
95 ◆J.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲》の編成
96 ◆J.S.バッハとバッハ・ファミリー
97 ◆バロック時代の鍵盤楽器
98 ◆クレモナの名工──ヴァイオリン製作者たち
99 ◆バロックの演奏習慣
100 第3節 絶対音楽の完成にむけて──古典派への道
101 後期バロックから初期古典派へ
102 ギャラント様式
103 多感様式
104 初期の交響曲
105 ミラノ
106 マンハイム
107 ベルリン
108 ウィーン
109 第4節 交響曲の誕生とソナタ形式──古典派の時代
110 管弦楽曲──交響曲とコンチェルト
111 交響曲
112 コンチェルト(協奏曲)
113 セレナード、ディヴェルティメントなど
114 室内楽曲と独奏曲
115 弦楽四重奏曲
116 ソナタ
117 コラム◆ソナタ
118 ◆ソナタ形式の調のプラン
119 ◆モーツァルト
120 ◆ベートーヴェン
121 3 西洋音楽のたわわな実り、そして……[ロマン派~現代]
122 第1節 音の魔術師たち ロマン派のオーケストラ音楽とピアノ音楽
123 オーケストラ音楽
124 一九世紀前半──シューベルトからベルリオーズまで
125 一九世紀後半──交響詩の成立と交響曲の復活
126 ピアノとピアノ音楽
127 ピアノと家庭音楽、サロン音楽とヴィルトゥオーゾ
128 性格的小品
129 コラム◆ロマン派生まれの音楽文化
130 ◆ロマン派におけるオーケストラ
131 ◆絶対音楽と標題音楽
132 第2節 声の魔術師たち ロマン派のオペラと歌曲
133 フランスのオペラ
134 革命期
135 一九世紀前半
136 一九世紀後半
137 イタリアのオペラ
138 ロッシーニの偉大な仕事
139 ベッリーニとドニゼッティ
140 巨人ヴェルディ
141 ヴェルディ以後──ヴェリズモ
142 ドイツとオーストリアのオペラ
143 ヴァーグナー以前
144 未来の芸術作品──ヴァーグナーの仕事
145 ヴァーグナー以後──R.シュトラウス
146 歌曲──詩とピアノの出会い
147 シューベルトによるリートの確立
148 リートの発展と各国への広がり
149 コラム◆楽器の王者ピアノの歴史と完成
150 ◆グランド・オペラ
151 ◆ベル・カント
152 ◆オペラ用語集
153 第3節 国民楽派とロマン派の黄昏
154 国民楽派
155 ロシア、東欧、北欧
156 フランス、スペイン、イギリス
157 ロマン派の黄昏──R.シュトラウスとマーラー
158 コラム◆《モルダウ》と国民楽派の交響詩
159 第4節 近代の音楽──枠組みの変化と多中心化
160 二〇世紀という時代
161 第一次世界大戦までの音楽
162 「調性」からの解放──印象主義と表現主義
163 「リズム」の解放とノイズの音楽──原始主義と未来主義
164 西欧の外へのまなざし
165 両大戦間の音楽
166 新古典主義の音楽
167 十二音技法の確立
168 ジャズとキャバレーの音楽
169 社会の動きと音楽──ソヴィエト連邦、そしてナチス・ドイツ
170 コラム◆20世紀音楽の流れ(超早わかり!)
171 ◆バレエ・リュス旋風
172 ◆十二音技法ミニ解説
173 ◆ストラヴィンスキー
174 ◆シェーンベルク&新ウィーン楽派
175 第5節 現代の音楽──そして新たなる「音楽」への問いかけ
176 戦後音楽の再出発
177 前衛音楽の時代
178 前衛音楽の始まり──総音列主義(トータル・セリエリスム)
179 「管理された偶然性」
180 その他の前衛──それぞれの道
181 アメリカ実験音楽とミニマル・ミュージック
182 アメリカ近代──実験音楽への道のり
183 ケージと「偶然性の音楽」
184 図形楽譜とミニマル・ミュージック
185 テクノロジーと音楽
186 アジアと日本の現代音楽
187 コラム◆ブーレーズ
188 ◆20世紀のオペラとミュージカル
189 終章 終わりの始まり
190 復習 西洋音楽史の始まり
191 いささか個人的なあと書き──西洋音楽史とは?
192 人名索引
- 商品詳細
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商品説明 クラシック音楽はどこから来て、どこへ向かうのか?神の音楽から人の音楽へ、そして世界音楽の時代へ──。因果関係(ストーリー)が見える納得の音楽史!西洋音楽の「西洋」って?その基盤となった古代ギリシャの音楽観とは?多大な影響を与える3大宗教とは?──クラシック音楽の解説本は数あれど、その成り立ちから「そもそも」のところをわかりやすく教えてくれるのはこの本だけ。 商品番号 F0192930 ジャンル 書籍・辞典 サイズ A5 ページ数 265 著者 岸本宏子、酒巻和子、小畑恒夫、石川亮子、有田栄 編著者 イラスト:河合千明 初版日 2020年10月31日 ISBNコード 9784865592276