わたしたちに音楽がある理由(音楽書)
139100/音楽性の学際的探究
音楽之友社
3,850円(税込)
『絆の音楽性』(原著2009/邦訳2018、音楽之友社)で提唱された「音楽性」概念の原点とその学際的展開の議論を発信し、音楽にかかわって生きる私たちのあり方、考え方を問い直す起点となろうとするのが本書である。
- 収載内容
-
- 序:「音楽」の豊かさ (根ケ山光一)
- はじめに:わたしたちに音楽がある理由(わけ)を求めて (今川恭子)
- 第1部 音楽性の原点に迫る
- 第1章 テナガザルの歌:ヒトは何を共有し,何が違うのか(香田啓貴)
- 第2章 トリの行動から歌と音楽について何を学べるか(関 義正)
- 第3章 リズムを処理する脳:ヒトの音楽性の発達的起源(藤井進也)
- 第4章 親子のはざまを繋ぐもの:「音楽性」の観点がもたらす展望(蒲谷槙介)
- 第5章 マルチモーダルな身体接触遊びが持つ意味(石島このみ)
- [コラム]チンパンジーのリズム感(服部裕子)
- 第2部 関連諸科学とのつながりを探る
- 第6章 人類学から考える子守唄と遊戯的な歌:南部アフリカのサンにおける養育者‐子ども間相互行為の事例から(高田 明)
- 第7章 音楽性と言語獲得:音声言語発達の観点から(麦谷綾子)
- 第8章 対話とプロソディ(市川 熹)
- 第9章 認知神経科学の立場から(源 健宏)
- 第10章 比較行動学の立場から(岸本 健)
- 第11章 発達心理学の立場から:乳児期の対人相互作用研究におけるコミュニカティヴ・ミュージカリティの可能性(福山寛志)
- 第12章 運動機能回復への音楽的コミュニケーションの応用:ロボット工学の立場から(横井浩史・横井和恵・矢吹佳子)
- 第3部 生まれながらの音楽性から文化へ
- 第13章 はじまりは「歌い合い」(志村洋子)
- 第14章 音楽性の発達的な変化:第一次的音楽性から第二次的音楽性へという仮説(今川恭子)
- 第15章 文化の中の歌い合い(市川 恵)
- 第16章 楽器の「用」にあう:物の探索から文化的な意味の発見へ(丸山 慎)
- 第17章 楽器を自由探索する幼児期の子どもたちの姿:文化的な意味の発見と共有(伊原小百合)
- [コラム]子どもの音楽療法の現場から:他者との架け橋となる「音楽性」(二俣 泉)
- 第4部 学びのフィールドに見る音楽性
- 第18章 儀礼・祭りを再現する子どもたち:地域社会の中の音楽性(小井塚ななえ)
- 第19章 幼児の生きる文脈と歌(石川眞佐江)
- 第20章 音楽室の協働にみる音楽性:子どもたちはどのように音楽を語り,伝え,共有するのか(市川 恵・今川恭子)
- 第21章 教室の中の音楽性(小川容子)
- [コラム]戦時下国民学校の教育に見る「同調」の諸相(本多佐保美)
- 項目索引
- あとがき
- 執筆者プロフィール
1 序:「音楽」の豊かさ (根ケ山光一)
2 はじめに:わたしたちに音楽がある理由(わけ)を求めて (今川恭子)
3 第1部 音楽性の原点に迫る
4 第1章 テナガザルの歌:ヒトは何を共有し,何が違うのか(香田啓貴)
5 第2章 トリの行動から歌と音楽について何を学べるか(関 義正)
6 第3章 リズムを処理する脳:ヒトの音楽性の発達的起源(藤井進也)
7 第4章 親子のはざまを繋ぐもの:「音楽性」の観点がもたらす展望(蒲谷槙介)
8 第5章 マルチモーダルな身体接触遊びが持つ意味(石島このみ)
9 [コラム]チンパンジーのリズム感(服部裕子)
10 第2部 関連諸科学とのつながりを探る
11 第6章 人類学から考える子守唄と遊戯的な歌:南部アフリカのサンにおける養育者‐子ども間相互行為の事例から(高田 明)
12 第7章 音楽性と言語獲得:音声言語発達の観点から(麦谷綾子)
13 第8章 対話とプロソディ(市川 熹)
14 第9章 認知神経科学の立場から(源 健宏)
15 第10章 比較行動学の立場から(岸本 健)
16 第11章 発達心理学の立場から:乳児期の対人相互作用研究におけるコミュニカティヴ・ミュージカリティの可能性(福山寛志)
17 第12章 運動機能回復への音楽的コミュニケーションの応用:ロボット工学の立場から(横井浩史・横井和恵・矢吹佳子)
18 第3部 生まれながらの音楽性から文化へ
19 第13章 はじまりは「歌い合い」(志村洋子)
20 第14章 音楽性の発達的な変化:第一次的音楽性から第二次的音楽性へという仮説(今川恭子)
21 第15章 文化の中の歌い合い(市川 恵)
22 第16章 楽器の「用」にあう:物の探索から文化的な意味の発見へ(丸山 慎)
23 第17章 楽器を自由探索する幼児期の子どもたちの姿:文化的な意味の発見と共有(伊原小百合)
24 [コラム]子どもの音楽療法の現場から:他者との架け橋となる「音楽性」(二俣 泉)
25 第4部 学びのフィールドに見る音楽性
26 第18章 儀礼・祭りを再現する子どもたち:地域社会の中の音楽性(小井塚ななえ)
27 第19章 幼児の生きる文脈と歌(石川眞佐江)
28 第20章 音楽室の協働にみる音楽性:子どもたちはどのように音楽を語り,伝え,共有するのか(市川 恵・今川恭子)
29 第21章 教室の中の音楽性(小川容子)
30 [コラム]戦時下国民学校の教育に見る「同調」の諸相(本多佐保美)
31 項目索引
32 あとがき
33 執筆者プロフィール
- 商品詳細
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商品番号 F0189798 ジャンル 書籍・辞典 サイズ A5 ページ数 328 編著者 今川恭子 初版日 2020年07月10日 ISBNコード 9784276139107