コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて(音楽書)
音響設計家・豊田泰久との対話
アルテスパブリッシング
2,640円(税込)
ホールの音響設計はサイエンスか、テクノロジーか、それともアートか?ディズニー、エルプフィル、サントリー、Kitaraなど内外の名だたるホールを手がけ、バレンボイム、内田光子、ツィメルマン、サロネンら巨匠たちが絶大な信頼を寄せる「世界のトヨタ」。その耳がとらえた“音響と音楽”を語り尽くす!
- 収載内容
-
- はじめに(潮博恵)
- 第1章 ポスト・コロナ時代のオーケストラと音響
- 1.オーケストラにとって〈密〉とは?
- 距離をとって演奏すること
- ホームグラウンドとするホールの影響
- オーケストラの人たちはどう考えているのか?
- 2.シカゴ交響楽団とクリーヴランド管弦楽団の音響に学ぶ
- このブラスにしてこの弦あり
- 音楽監督の人事権
- デジタル・コンサートホールの提案
- 3.〈密〉をとりもどすのが難しいなら、いまやるべきことは?
- 現代音楽への招待
- 札幌交響楽団の伝説的トランペット奏者
- ウィーン・フィル来日に思う
- Lecture
- 教えて、豊田さん! 音響基礎のキソ(潮博恵)
- ヴィンヤード型の登場
- コンピュータ・シミュレーション
- 1/10模型実験
- 第2章 オーケストラの音、ホールの響き
- 音響反射板のもつ意味
- オーケストラに詰めよられて
- 音楽はサイエンスじゃなくてアートだ
- 残響時間が長ければいいホール?
- 音を視覚的にイメージするとどうなるか
- Exploration 1
- 音楽を聴く場所の歴史(潮博恵)
- 教会の音楽
- 宮廷の音楽
- オペラ劇場
- コンサートの始まり
- コンサートホールの歴史
- 野外の演奏会場
- 総括──コンサートホールの未来を考える
- 第3章 指揮者とアンサンブル
- カラヤンの音に対する並外れた感性
- エサ=ペッカ・サロネンとヴァレリー・ゲルギエフ
- 伝説の名支配人、アーネスト・フライシュマン
- シンデレラ・オーケストラ
- サロネンがこだわったステージのレイアウト
- エルプフィルハーモニーで起きていたこと
- 小澤征爾の音楽作りの秘密
- 第4章 建築家とのコラボレーション
- フランク・ゲーリーがプロジェクトにからむと
- ピエール・ブーレーズ・ザールのバレンボイム
- フランク・ゲーリーとジャン・ヌーヴェル
- ステージと客席の関係は永遠のテーマ
- Exploration 2
- 豊田の作品から現代のコンサートホールを考える(潮博恵)
- 36作品から見えること
- 浮かび上がる特徴
- クリアで豊かな音、インティマシー
- 舞台の正面がないホール
- 多様なプログラムへの対応
- 世界のコンサートホール、ここに注目
- オーケストラのゆくえを占う―ウォルト・ディズニー・コンサートホール
- 行動ファースト──マリインスキー・コンサートホール
- ホールは観光のキラーコンテンツになれるか──エルプフィルハーモニー
- マスを狙いにいかない──ピエール・ブーレーズ・ザール
- 第5章 オーケストラ・ビルダーI──バレンボイム、サヴァリッシュ、デュトワ
- オーケストラ・ビルダーが不要なオーケストラ
- シンデレラ・オーケストラには夢がある
- チューニングという問題
- フィラデルフィアとバレンボイム
- 対照的なサヴァリッシュとデュトワ
- 第6章 オーケストラ・ビルダーII──ドホナーニ、ブーレーズ、サロネン
- クリーヴランドの秘密
- ブーレーズのよすぎる耳
- オーケストラをバランスよく響かせるために
- Exploration 3
- 豊田泰久の軌跡からの学び(潮博恵)
- 3つの観点から音響設計家を探る
- サイエンス
- クラフト
- アート
- 日本におけるクラシック音楽発展の歩みとの重なり
- クラシック音楽の歴史との関係で考える
- 第7章 クラシックのサヴァイヴァル
- 録音とホールの音響の関係
- ピエール・ブーレーズ・ザールとミューザ川崎
- オーケストラを存続させる“人"
- 日本のオーケストラなら何ができるか?
- Exploration 4
- つくり手から羽ばたいたコンサートホールが歩む道──サントリーホールとミューザ川崎シンフォニーホール(潮博恵)
- Exploration 5
- 福山でオーケストラを聴こう!──豊田泰久の第3楽章が始まった(潮博恵)
- 公共ホールの運営に携わる
- 福山にオーケストラの定期公演を集めたい
- ホールの現状
- オーケストラの定期公演とは?
- 2024年度からプロジェクト開始!
- 生の演奏だからこそ体験できること
- 福山のクラシック音楽人口は少ないか
- 聴衆の基盤は文化的な素地×エリアで考える
- 聴衆をつくるということ
- 東京から地方へ聴きに行く時代に向けて
- おわりに(林田直樹)
- 索引
1 はじめに(潮博恵)
2 第1章 ポスト・コロナ時代のオーケストラと音響
3 1.オーケストラにとって〈密〉とは?
4 距離をとって演奏すること
5 ホームグラウンドとするホールの影響
6 オーケストラの人たちはどう考えているのか?
7 2.シカゴ交響楽団とクリーヴランド管弦楽団の音響に学ぶ
8 このブラスにしてこの弦あり
9 音楽監督の人事権
10 デジタル・コンサートホールの提案
11 3.〈密〉をとりもどすのが難しいなら、いまやるべきことは?
12 現代音楽への招待
13 札幌交響楽団の伝説的トランペット奏者
14 ウィーン・フィル来日に思う
15 Lecture
16 教えて、豊田さん! 音響基礎のキソ(潮博恵)
17 ヴィンヤード型の登場
18 コンピュータ・シミュレーション
19 1/10模型実験
20 第2章 オーケストラの音、ホールの響き
21 音響反射板のもつ意味
22 オーケストラに詰めよられて
23 音楽はサイエンスじゃなくてアートだ
24 残響時間が長ければいいホール?
25 音を視覚的にイメージするとどうなるか
26 Exploration 1
27 音楽を聴く場所の歴史(潮博恵)
28 教会の音楽
29 宮廷の音楽
30 オペラ劇場
31 コンサートの始まり
32 コンサートホールの歴史
33 野外の演奏会場
34 総括──コンサートホールの未来を考える
35 第3章 指揮者とアンサンブル
36 カラヤンの音に対する並外れた感性
37 エサ=ペッカ・サロネンとヴァレリー・ゲルギエフ
38 伝説の名支配人、アーネスト・フライシュマン
39 シンデレラ・オーケストラ
40 サロネンがこだわったステージのレイアウト
41 エルプフィルハーモニーで起きていたこと
42 小澤征爾の音楽作りの秘密
43 第4章 建築家とのコラボレーション
44 フランク・ゲーリーがプロジェクトにからむと
45 ピエール・ブーレーズ・ザールのバレンボイム
46 フランク・ゲーリーとジャン・ヌーヴェル
47 ステージと客席の関係は永遠のテーマ
48 Exploration 2
49 豊田の作品から現代のコンサートホールを考える(潮博恵)
50 36作品から見えること
51 浮かび上がる特徴
52 クリアで豊かな音、インティマシー
53 舞台の正面がないホール
54 多様なプログラムへの対応
55 世界のコンサートホール、ここに注目
56 オーケストラのゆくえを占う―ウォルト・ディズニー・コンサートホール
57 行動ファースト──マリインスキー・コンサートホール
58 ホールは観光のキラーコンテンツになれるか──エルプフィルハーモニー
59 マスを狙いにいかない──ピエール・ブーレーズ・ザール
60 第5章 オーケストラ・ビルダーI──バレンボイム、サヴァリッシュ、デュトワ
61 オーケストラ・ビルダーが不要なオーケストラ
62 シンデレラ・オーケストラには夢がある
63 チューニングという問題
64 フィラデルフィアとバレンボイム
65 対照的なサヴァリッシュとデュトワ
66 第6章 オーケストラ・ビルダーII──ドホナーニ、ブーレーズ、サロネン
67 クリーヴランドの秘密
68 ブーレーズのよすぎる耳
69 オーケストラをバランスよく響かせるために
70 Exploration 3
71 豊田泰久の軌跡からの学び(潮博恵)
72 3つの観点から音響設計家を探る
73 サイエンス
74 クラフト
75 アート
76 日本におけるクラシック音楽発展の歩みとの重なり
77 クラシック音楽の歴史との関係で考える
78 第7章 クラシックのサヴァイヴァル
79 録音とホールの音響の関係
80 ピエール・ブーレーズ・ザールとミューザ川崎
81 オーケストラを存続させる“人"
82 日本のオーケストラなら何ができるか?
83 Exploration 4
84 つくり手から羽ばたいたコンサートホールが歩む道──サントリーホールとミューザ川崎シンフォニーホール(潮博恵)
85 Exploration 5
86 福山でオーケストラを聴こう!──豊田泰久の第3楽章が始まった(潮博恵)
87 公共ホールの運営に携わる
88 福山にオーケストラの定期公演を集めたい
89 ホールの現状
90 オーケストラの定期公演とは?
91 2024年度からプロジェクト開始!
92 生の演奏だからこそ体験できること
93 福山のクラシック音楽人口は少ないか
94 聴衆の基盤は文化的な素地×エリアで考える
95 聴衆をつくるということ
96 東京から地方へ聴きに行く時代に向けて
97 おわりに(林田直樹)
98 索引
- 商品詳細
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商品説明 ウォルト・ディズニー・コンサートホール、サントリーホール、札幌コンサートホールKitaraなど国内外の代表的なコンサートホールを手がけ、世界のマエストロが絶大な信頼を寄せる音響設計家・豊田泰久と音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹が「究極のオーケストラ・サウンドとは」をテーマに徹底討論。
話題はホール音響を超えて、「オーケストラは〈密〉であるべきか」「弦楽器と管楽器の理想的なバランスとは」「指揮者はどうやってオーケストラの響きをつくるのか」などクラシック・ファンなら誰もが知りたいテーマにおよぶ。
豊田とともに理想のサウンドを追い求めてきたマエストロや建築家たちの個性あふれるエピソードも満載。
各章間に置かれた潮博恵によるコラムではホール音響の基礎知識や豊田のこれまでの仕事の数々を解説し、彼がなぜ特別な存在なのかを解き明かす。商品番号 F0226702 ジャンル 書籍・辞典 サイズ 四六 ページ数 320 編著者 語り手:豊田泰久/聞き手:林田直樹/解説:潮 博恵 初版日 2024年02月29日 ISBNコード 9784865592894